産褥期の症状について
2023/11/15
産褥期の女性の体には、さまざまな症状が現れます。
初めてお産をされる方にとっては、不安を覚える症状も出てくるでしょう。
今回は、産褥期の症状についてまとめましたので、参考にしてください。
産褥期の症状
悪露(おろ)
女性は妊娠すると、子宮内膜の胎盤で赤ちゃんを育みます。
「悪露(おろ)」とは、出産を終えて不要になった子宮内膜や胎盤が体外に排出されたものです。
産後すぐに排出が始まり、1カ月程度続くことがあります。
生理による経血よりも色が濃く、量も多いのが特徴です。
子宮の痛み
妊娠によって、女性の子宮は大きくなっていきます。
出産を終えると徐々に収縮し始め、元の大きさに戻ろうとする際に痛みを感じます。
「後陣痛」とも呼ばれるほど、強い痛みが特徴です。
一般的に数日程度で収まりますが、授乳期に再び子宮が収縮し痛みを感じることもあります。
外科手術による痛み
「会陰(えいん)」は、赤ちゃんの頭が通る際に薄く伸びるようにできていますが、伸びが悪いと裂けてしまう場合があります。
この裂傷を避けるために、あらかじめ行っておく外科処置が「会陰切開」です。
また、帝王切開によって出産した場合も、傷が回復するまでは痛みに悩まされる場合があります。
痛みは徐々に収まってきますが、あまりにも痛みがひどい時は我慢せずに医師・看護師に申し出ましょう。
まとめ
産褥期には「悪露」「子宮の痛み」「外科手術による痛み」といった症状が起こります。
不安や痛みを覚えたら、すぐに医師や看護師・助産師に相談しましょう。
静岡市の『ノア助産院』では、豊富な経験を持つ助産師が、ご自宅での出産・分娩をサポートいたします。
産褥期の症状に関するケアも行いますので、ぜひご相談ください。