授乳期に多いトラブルを防ぐには?
2023/12/08
授乳期の女性の乳房には、さまざまなトラブルが起こります。
具体的にどのようなトラブルがあり、どうすれば防げるのでしょうか。
今回は、授乳期に多いトラブルを防ぐ方法をまとめましたので、参考にしてください。
授乳期に多いトラブルと防ぐ方法
乳頭の痛み
乳頭の先端および乳輪の周りに、裂けたような傷ができた状態を「乳頭亀裂」と呼びます。
授乳を始めたばかりの頃や、赤ちゃんの歯が生える時期に多いトラブルです。
乳頭とその周辺の皮膚は非常にデリケートなため、刺激を受けて切れたりひび割れを起こしたりすることがあります。
乳頭の痛みを防ぐには、赤ちゃんが大きく口を開けて、しっかりと乳房に吸い付けるようにするのがポイントです。
さらに、頭をしっかり支えておくと、赤ちゃんの口が動いて歯が当たるのを防げます。
赤ちゃんがなめても安心なリペアオイルを使用することで、乳頭のケアと保護が可能です。
胸の痛み
授乳期に胸の痛みを引き起こす一番の原因は「乳腺炎」です。
「急性うっ滞性乳腺炎」と「急性化膿性乳腺炎」の2つがあり、どちらも授乳期の乳房に腫れや痛みを引き起こします。
乳腺炎の発症を防ぐには、両方の乳房が空っぽになるまで、しっかりと赤ちゃんに飲んでもらうことが大切です。
そのためには、赤ちゃんがおなかを空かして泣いたら、頻繁に授乳を行いましょう。
空っぽになるまで母乳を飲んでもらうことで、乳腺炎を防げます。
まとめ
授乳期には、しばしば「乳頭の痛み」「胸の痛み」などのトラブルが起こります。
デリケートな乳頭のケアを行いながら、正しい方法で授乳することがトラブルを防ぐポイントです。
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