産褥期の過ごし方とは?
2023/11/08
産褥期とは、妊娠によって体に生じた変化が、妊娠前の状態に戻るまでの期間のことです。
出産という大役を終えたあと、どのように過ごせばよいのでしょうか。
今回は、産褥期の過ごし方についてまとめましたので、参考にしてください。
産褥期の過ごし方
産後は安静が第一
出産後から2週間は、とにかく体力の回復に努めることが重要です。
そのため「安静が第一」と考えましょう。
出産を終えて2週間までの間は、授乳をはじめとする赤ちゃんのお世話にとどめておくことが大切です。
眠った赤ちゃんのそばで一緒に眠り、安静に過ごすことによって回復が早まります。
産後2週間から4週間
この頃になると徐々に体が回復してきて、ずいぶんと体が楽になったと感じられるでしょう。
しかしここで無理をすると、再び体に負担がかかってしまいます。
簡単な部屋の片付けや炊事をし、疲れを感じたらすぐに休むことが大切です。
赤ちゃんのお世話と家事の合間にこまめに休憩を挟むと、体に負担をかけずに済みます。
産後5週間から8週間
5週間を経過する頃には「ずいぶん体力が戻ってきた」と感じる方も多いでしょう。
とはいうものの、妊娠によって体に生じた負担が完全に回復するには早くて3カ月、長ければ1年はかかるとされています。
そのため、産褥期の8週間を終えてからも、無理は禁物です。
外出は短時間から始め、体調と相談しながら徐々に育児と家事の量を増やしていきましょう。
まとめ
出産から8週間が経過するまでの間を指す産褥期は、日数の経過に応じた過ごし方に注意することが大切です。
出産を終えた直後は安静が第一で、その後は回復の状態に合わせて無理せずに過ごしましょう。
静岡市の『ノア助産院』では、出産・分娩はもちろん、産褥期のサポートも行います。
ご自宅での出産をお考えの際は、当院にご相談ください。